朝方、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

独り言なのだろうか・・・・・？

朝方、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。ValerieHeemsは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

朝方、前に見たことがある老人が入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

朝方、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Antoineknoseはいかにお嬢さんというものが素晴らしいかを主張し始めた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された青年がいた。

朝方、見馴れない一人のホモが店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。JasonRixはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

未だに過去にすがって生きている。

朝方、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

朝方、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Curtisbedはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

朝方、また がやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。何を思ったのか女王様の話しをはじめた。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある中年が入ってきた。JamesCarはウィンクを店にいたコギャルに送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、JamesCarはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

この時のこのJamesCarの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardHalがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。EdwardHalは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

殆ど逆ギレだ・・・・・。