まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。店に入る前からBernardleaDaは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

聞いてはいけない話だったような気がする。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。生娘から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

誰かこの男の子を止めてくれ。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。BernardleaDaはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

いけない。一瞬寝てしまった。

まだ日も高いうちに、割とよく来るGilbertmuHが入ってきた。GilbertmuHは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

事実だとしたらかなりやばい話だ。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。BernardleaDaはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。BernardleaDaは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

小生はひたすら我慢して聞いてあげた。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。どこにでもいるような人間だ。BernardleaDaはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

まだ日も高いうちに、またBernardleaDaがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。キャッチセールスという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるミスターが入ってきた。言わずと知れたKrakChunk団のボスだ。KrakChunkはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

・・・不様としか言いようが無い。