大分夜も遅くなった頃、またDennisamuncがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Dennisamuncは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

そう言いながらもセックスアピールを忘れない。

大分夜も遅くなった頃、またDennisamuncがやってきた。Dennisamuncはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。Dennisamuncはつっけんどんな態度でこう言った

Dennisamuncを警察に通報するべきか悩むところだ・・・。

大分夜も遅くなった頃、またDennisamuncがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

大分夜も遅くなった頃、またDennisamuncがやってきた。こう見えても金には汚い。Dennisamuncは1歩もその場を動こうとしなかった。

そんな事を言っても愛する人は戻ってこない。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardzeltyがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Edwardzeltyは今の仕事の博徒を辞めたいというような話をしてきた。

この店でのトラブルはごめんだ。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardzeltyがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

この台詞を最後にしてこの老人は旅立った・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、またJamesgaizeがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Jamesgaizeは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

あまりにも必死だったので小生は思わず吹き出してしまった。

大分夜も遅くなった頃、またJamesgaizeがやってきた。Jamesgaizeが入ってくるなり店内が静まりかえった。Jamesgaizeは今の仕事の金貸しを辞めたいというような話をしてきた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るEmpathycenter_sheefが入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Empathycenter_sheefはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのEmpathycenter_sheefさ。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用しているホモが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

Empathycenter_sheefは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。