店も賑わいを見せる頃、またLloydSabがやってきた。LloydSabは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。LloydSabはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

LloydSabは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

店も賑わいを見せる頃、またEdwardSergyがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。得意万面で初恋の話をしだした。

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

店も賑わいを見せる頃、またVictorcalがやってきた。未成年の美貌に店内中の女が息をのむ。Victorcalはいかに女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

店も賑わいを見せる頃、またDonaldToiseがやってきた。DonaldToiseはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るLaurainaveが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

ジェントルマンには二度と口を開かないでもらいたい。

店も賑わいを見せる頃、またEdwardSergyがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

店も賑わいを見せる頃、またStacyBekがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。StacyBekは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

この学生は金の話しかしてこない。

店も賑わいを見せる頃、またVictorcalがやってきた。未成年の美貌に店内中の大和撫子が息をのむ。Victorcalは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

店も賑わいを見せる頃、またLloydSabがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。LloydSabはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた淑女に釘付けである。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るGilbertmuHが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。GilbertmuHはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

何を語っても冴えない坊主だ。