遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のRonaldunestがいつものように入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。Ronaldunestはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のRonaldunestがいつものように入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Ronaldunestはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している野郎が入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

なかなか話し上手な野郎だ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のRonaldunestがいつものように入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

子供達が泣いてるぞ・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のJeffreytwitsがいつものように入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。Jeffreytwitsは辺りかまわず罵った。

この青年は金の話しかしてこない。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のRonaldunestがいつものように入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。このプリンスが話すことといえばいつも美人の事だ。

プリンスのこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のCharlesjogがいつものように入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。Charlesjogはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた老婆に釘付けである。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のJeffreytwitsがいつものように入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。Jeffreytwitsは今の仕事のこそ泥を辞めたいというような話をしてきた。

何を語っても冴えない女殺しだ。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用している男の子が入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。RichardNomはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、この店の常連のJeffreytwitsがいつものように入ってきた。Jeffreytwitsはウィンクを店にいた淑女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Jeffreytwitsは辺りかまわず罵った。

そう言ったJeffreytwitsの表情は酷く疲れていた。