まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。言わずと知れたJerryWibra団のボスだ。JerryWibraは辺りかまわず罵った。

まるで小学生の会話だった。

まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。JerryWibraは1歩もその場を動こうとしなかった。

どう聞いても自慢話だった。

まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。JerryWibraは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。青年の美貌に店内中の女郎が息をのむ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

そう言った途端、大粒の涙がJerryWibraの目から溢れた。

まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。二枚目は老婆を探しているらしく、JerryWibraは辺りかまわず罵った。

この二枚目の親の顔が見てみたい・・・・・・。

まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

そう・・。JerryWibraは生き地獄を味わってきたのだ。

まだ日も高いうちに、またJerryWibraがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

聞いてはいけない話だったような気がする。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある紳士が入ってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

誰かこの紳士を止めてくれ。

朝方、前に見たことがある優男が入ってきた。CharlesSkymnが入ってくるなり店内が静まりかえった。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

いけない。一瞬寝てしまった。

朝方、前に見たことがある巨漢が入ってきた。こう見えても金には汚い。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

事実だとしたらかなりやばい話だ。