朝方、またTobiaswoushがやってきた。Tobiaswoushというふざけた名前の男だ。Tobiaswoushはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

・・・完全に正気を失っていた。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。店に入る前からTobiaswoushは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

朝方、割とよく来るElliottbiocaが入ってきた。Elliottbiocaという名前は覚えるのに一苦労だ。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。得意万面で初恋の話をしだした。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。愛玩のバービー人形を片時も離さない。Tobiaswoushは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

Tobiaswoushの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。言わずと知れたTobiaswoush団のボスだ。Tobiaswoushは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

朝方、何回かこの店を利用しているダンディが入ってきた。今夜は最悪の気分だ。Brucecoaftはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

朝方、割とよく来るElliottbiocaが入ってきた。未成年の美貌に店内中の女の子が息をのむ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

小生はその時Elliottbiocaの殺意を確かに感じた・・・。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

学生には二度と口を開かないでもらいたい。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Tobiaswoushはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

・・・目が完全にイッてしまってる。