他の客も酔いが回ってきた頃に、またLloydSabがやってきた。この女殺しにつかまったら大概のマダムは人生の地獄を見る。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLloydSabがやってきた。言わずと知れたLloydSab団のボスだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

声はでかいが中身は無い。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またEdwardSergyがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。EdwardSergyは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

思ったほど面白い話ではなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かこの店を利用している巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。WilliamSwawlは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

これのどこが笑える話なのだろうか？

他の客も酔いが回ってきた頃に、またVictorcalがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Victorcalはお嬢さんから聞いたという話をしだした。

愛されたい。小生にはそう言っているようにしか聞こえなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またEdwardSergyがやってきた。こう見えても金には汚い。EdwardSergyはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

EdwardSergyは何故か自分の携帯電話が鳴ることに酷く怯えているようだった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

そう言って小粋なステップでダンスを踊った。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLloydSabがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

そういう話は自分の胸に閉まっておいたらどうだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またEdwardSergyがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。EdwardSergyは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

人妻とギャンブルと酒の話。この紳士には3種類の話題しかない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある貴公子が入ってきた。この貴公子につかまったら大概の女性は人生の地獄を見る。Walterenuncは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。