大分夜も遅くなった頃、またModestorakがやってきた。Modestorakは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Modestorakは辺りかまわず罵った。

そう言って小粋なステップでダンスを踊った。

大分夜も遅くなった頃、またModestorakがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Modestorakは1歩もその場を動こうとしなかった。

・・・誰か通訳してくれ。

大分夜も遅くなった頃、またModestorakがやってきた。Modestorakは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Modestorakは今の仕事のヒモを辞めたいというような話をしてきた。

可哀想だが小生は全然話を聞いていなかった。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るJamesPupleが入ってきた。JamesPupleは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。JamesPupleは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

これ以上は暴力的発言が多かったので省かせてもらった。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るJamesPupleが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。JamesPupleはいかに箱入り娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言いながらJamesPupleは恍惚の表情を浮かべた。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るJamesPupleが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。JamesPupleは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

・・・そして無情にも時は流れていった。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るJamesPupleが入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。JamesPupleは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るJamesPupleが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。JamesPupleは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

大分夜も遅くなった頃、またModestorakがやってきた。店に入る前からModestorakは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Modestorakはつっけんどんな態度でこう言った

「ゴミだって燃えるんだよ！」野郎はそう言いたかったに違いない。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るJamesPupleが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。JamesPupleはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

はい、お疲れさん。