大分夜も遅くなった頃、またDanielExeleがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

DanielExeleの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

大分夜も遅くなった頃、またDennisamuncがやってきた。Dennisamuncは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardzeltyがやってきた。ノミ屋仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Edwardzeltyはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

大分夜も遅くなった頃、またJamesgaizeがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

小生はその時Jamesgaizeの殺意を確かに感じた・・・。

大分夜も遅くなった頃、またIyannaEmikeがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。IyannaEmikeは思い出したかのようにこう言い出した。

この後、IyannaEmikeは出入り禁止にさせてもらった。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardzeltyがやってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Edwardzeltyは辺りかまわず罵った。

・・・目が完全にイッてしまってる。

大分夜も遅くなった頃、またDennisamuncがやってきた。言わずと知れたDennisamunc団のボスだ。何を思ったのかお嬢さんの話しをはじめた。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。何を思ったのか女王様の話しをはじめた。

読者諸君にここでタネを明かそう。プリンスはこの時重大な嘘をついていた。

大分夜も遅くなった頃、またEdwardzeltyがやってきた。店に入る前からEdwardzeltyは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。得意万面で初恋の話をしだした。

要は小生にも博徒を薦めているのである。

大分夜も遅くなった頃、またJamesgaizeがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

これのどこが笑える話なのだろうか？