朝方、この店の常連のMatthewVaXがいつものように入ってきた。どこにでもいるような人間だ。MatthewVaXは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

独り言なのだろうか・・・・・？

朝方、この店の常連のElliottbiocaがいつものように入ってきた。Elliottbiocaが入ってくるなり店内が静まりかえった。得意万面で初恋の話をしだした。

大した内容ではなかった。

朝方、割とよく来るClintonlewが入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

朝方、何回かこの店を利用している優男が入ってきた。MichaelCrokYが入ってくるなり店内が静まりかえった。MichaelCrokYは辺りかまわず罵った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された優男がいた。

朝方、割とよく来るClintonlewが入ってきた。二枚目はミスを探しているらしく、Clintonlewは今の仕事の雑誌拾いを辞めたいというような話をしてきた。

未だに過去にすがって生きている。

朝方、割とよく来るClintonlewが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

股間を掻くのだけはやめてもらいたいものだ。

朝方、この店の常連のBrucecoaftがいつものように入ってきた。Brucecoaftはウィンクを店にいた人妻に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Brucecoaftは1歩もその場を動こうとしなかった。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

朝方、またEdwardgreatがやってきた。店に入る前からEdwardgreatは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。Edwardgreatはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

朝方、割とよく来るMatthewVaXが入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。MatthewVaXは女子高生から聞いたという話をしだした。

この時のこのMatthewVaXの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの小生には予想すらできなかった。

朝方、割とよく来るBrucecoaftが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

殆ど逆ギレだ・・・・・。