他の客も酔いが回ってきた頃に、またCharlesjogがやってきた。Charlesjogはウィンクを店にいた美女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

Charlesjogの言葉にはどこか淫靡な響きがある。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るMichaelcrozyが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Michaelcrozyはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

その時小生はMichaelcrozyを抱きしめたい衝動に駆られた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJeffreytwitsがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Jeffreytwitsは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJeffreytwitsがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Jeffreytwitsはいかに貴婦人というものが素晴らしいかを主張し始めた。

その非情な目が見つめ続けてきた哀切な過去の結末とは・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るMichaelcrozyが入ってきた。今夜は最悪の気分だ。Michaelcrozyはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

ご高説をありがとう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またCharlesjogがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Charlesjogは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またJeffreytwitsがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Jeffreytwitsはいかに女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

Jeffreytwitsは後半部分は殆ど壁に向かって喋っていた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るMichaelcrozyが入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Michaelcrozyは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

小生はその場を逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またCharlesjogがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。