朝方、またTobiaswoushがやってきた。こう見えても金には汚い。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

そう言って小粋なステップでダンスを踊った。

朝方、またEdwardgreatがやってきた。二枚目は人妻を探しているらしく、一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

・・・誰か通訳してくれ。

朝方、この店の常連のElliottbiocaがいつものように入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。Elliottbiocaは最近のマダムがいかに腹立つかを力説しはじめた。

可哀想だが小生は全然話を聞いていなかった。

朝方、この店の常連のMatthewVaXがいつものように入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。何を思ったのか令嬢の話しをはじめた。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。Tobiaswoushはウィンクを店にいた女に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Tobiaswoushは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

そう言いながらTobiaswoushは恍惚の表情を浮かべた。

朝方、またEdwardgreatがやってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。Edwardgreatはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

・・・そして無情にも時は流れていった。

朝方、割とよく来るClintonlewが入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。Tobiaswoushはウィンクを店にいた人妻に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、Tobiaswoushはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

朝方、またTobiaswoushがやってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

「ゴミだって燃えるんだよ！」ガキはそう言いたかったに違いない。

朝方、またEdwardgreatがやってきた。タレコミ屋仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Edwardgreatはつっけんどんな態度でこう言った

はい、お疲れさん。