他の客も酔いが回ってきた頃に、またLindalapsEがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

そう言いながらもセックスアピールを忘れない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またDanielmaypeがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

Danielmaypeの言葉に時間が止まった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

もはや現実を直視する事はできないようだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

そんな事を言っても愛する人は戻ってこない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLindalapsEがやってきた。LindalapsEと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。LindalapsEはつっけんどんな態度でこう言った

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またLindalapsEがやってきた。LindalapsEは終始腰を左右に揺らしている。LindalapsEは思い出したかのようにこう言い出した。

この台詞を最後にしてこの若者は旅立った・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。こう見えても金には汚い。EthanAnineaxはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

あまりにも必死だったので小生は思わず吹き出してしまった。

店も賑わいを見せる頃、またLindalapsEがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。LindalapsEはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

小生の意識はLindalapsEの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。DonaldTaxは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのDonaldTaxさ。

店も賑わいを見せる頃、またDonaldsatryがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Donaldsatryはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。