朝方、またJamesPupleがやってきた。JamesPupleは終始腰を左右に揺らしている。JamesPupleは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

JamesPupleが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

朝方、またModestorakがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

朝方、またModestorakがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

朝方、またModestorakがやってきた。二枚目はセクシーダイナマイトを探しているらしく、額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

この店でのトラブルはごめんだ。

朝方、またModestorakがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Modestorakはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

とても生娘を恐れている。小生はそう直感した。

朝方、またModestorakがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。得意万面で初恋の話をしだした。

Modestorakの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

朝方、またJamesPupleがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。JamesPupleはいかに小娘というものが素晴らしいかを主張し始めた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

朝方、またJamesPupleがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

朝方、またJamesPupleがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。JamesPupleは周りを警戒するようにこう言い出した。

小生はその時JamesPupleの殺意を確かに感じた・・・。

朝方、またJamesPupleがやってきた。言わずと知れたJamesPuple団のボスだ。このミスターが話すことといえばいつも令嬢の事だ。

この後、JamesPupleは出入り禁止にさせてもらった。