まだ日も高いうちに、またEdwardgreatがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。この若者が話すことといえばいつも女の事だ。

このEdwardgreatは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

まだ日も高いうちに、またEdwardgreatがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。箱入り娘から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

周りの人間は誰もEdwardgreatの言葉を聞いていなかった。

まだ日も高いうちに、またTobiaswoushがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Tobiaswoushは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

Tobiaswoushが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

まだ日も高いうちに、割とよく来るMichaelCrokYが入ってきた。二枚目はチャック全開に気づいている様子もない。MichaelCrokYはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

まだ日も高いうちに、割とよく来るMichaelCrokYが入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

まだ日も高いうちに、割とよく来るMichaelCrokYが入ってきた。MichaelCrokYと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。MichaelCrokYは辺りかまわず罵った。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

まだ日も高いうちに、またTobiaswoushがやってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。Tobiaswoushは1歩もその場を動こうとしなかった。

とても女性を恐れている。小生はそう直感した。

まだ日も高いうちに、またEdwardgreatがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

Edwardgreatの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

まだ日も高いうちに、この店の常連のMatthewVaXがいつものように入ってきた。MatthewVaXというふざけた名前の男だ。スリという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

まだ日も高いうちに、またEdwardgreatがやってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。金貸しという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。