店も賑わいを見せる頃、またBrucecoaftがやってきた。Brucecoaftは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。ポン引きという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

・・・目が完全にイッてしまってる。

店も賑わいを見せる頃、またTobiaswoushがやってきた。Tobiaswoushというふざけた名前の男だ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

口を開けば愚痴しか言わない。

店も賑わいを見せる頃、またMichaelCrokYがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。MichaelCrokYはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

読者諸君にここでタネを明かそう。若造はこの時重大な嘘をついていた。

店も賑わいを見せる頃、またMatthewVaXがやってきた。言わずと知れたMatthewVaX団のボスだ。小生に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

要は小生にもキャッチセールスを薦めているのである。

店も賑わいを見せる頃、またBrucecoaftがやってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Brucecoaftは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけのジェントルマンだ。

店も賑わいを見せる頃、またTobiaswoushがやってきた。Tobiaswoushはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。何を思ったのか女子高生の話しをはじめた。

愛を捨てたTobiaswoushの言葉はあまりにも悲しかった。

店も賑わいを見せる頃、またMichaelCrokYがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

その横顔は若かりし頃のMichaelCrokYの母親に瓜二つだった。

店も賑わいを見せる頃、またBrucecoaftがやってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。何を思ったのか乙女の話しをはじめた。

今ここに一人の神が誕生した。

店も賑わいを見せる頃、またTobiaswoushがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Tobiaswoushは思い出したかのようにこう言い出した。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

店も賑わいを見せる頃、またMichaelCrokYがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。得意万面で初恋の話をしだした。

この英雄もたまには語りたいのだろう。