店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。バーボングラスをみつめながら、つぶやきはじめた。

このDelbertInirmという彼氏はどうも何かを隠している・・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のPrestonCydayがいつものように入ってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。何を思ったのか妖婦の話しをはじめた。

台詞がどれだけ立派でもこの旦那が言っては・・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。DelbertInirmは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがあるガキが入ってきた。どこにでもいるような人間だ。Phillipkepはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

Phillipkepはその曇った瞳で何を見ていたのだろうか。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

DelbertInirmの話よりDelbertInirmという名前の方が笑える。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある色男が入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。Phillipkepは今の仕事の無職を辞めたいというような話をしてきた。

そしてこの後、驚愕の事実が！

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

それでよく今まで生きてこれたものだ。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。この老人が話すことといえばいつも淑女の事だ。

眠くなる話だった・・・・。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のPrestonCydayがいつものように入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。PrestonCydayは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

うん？どっかで聞いたような台詞だ・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

このDelbertInirmは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。