店も賑わいを見せる頃、またJamesgaizeがやってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

なかなか話し上手なプリンスだ。

店も賑わいを見せる頃、またEdwardzeltyがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

子供達が泣いてるぞ・・・。

店も賑わいを見せる頃、またDanielExeleがやってきた。ヒモ仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか小生にそれをぶつけてきた。

このオヤジは金の話しかしてこない。

店も賑わいを見せる頃、また がやってきた。 は終始腰を左右に揺らしている。何を思ったのか女郎の話しをはじめた。

若者のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

店も賑わいを見せる頃、またEdwardzeltyがやってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。Edwardzeltyは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

殆ど逆ギレだ・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。この前新聞に載っていた旦那だ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

何を語っても冴えない旦那だ。

店も賑わいを見せる頃、またJamesgaizeがやってきた。どこにでもいるような人間だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

店も賑わいを見せる頃、またDanielExeleがやってきた。随分とご機嫌な様子だ。DanielExeleはカウンターの上にあったニューヨークタイムズを明読し始めた。

小生はこの時のDanielExeleの笑顔を未だに忘れない。

店も賑わいを見せる頃、またJamesgaizeがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Jamesgaizeはつっけんどんな態度でこう言った

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。何を思ったのかお嬢さんの話しをはじめた。

まるで小学生の会話だった。