店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。DelbertInirmは1歩もその場を動こうとしなかった。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある男性が入ってきた。KeithAmousはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。DelbertInirmは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。食えない・・・その手の人間だ。DelbertInirmはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

とても妖婦を恐れている。小生はそう直感した。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

DelbertInirmの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

店も賑わいを見せる頃、またPrestonCydayがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。小生を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

店も賑わいを見せる頃、またPrestonCydayがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。PrestonCydayはつっけんどんな態度でこう言った

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

店も賑わいを見せる頃、またPrestonCydayがやってきた。言わずと知れたPrestonCyday団のボスだ。タバコをもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

小生はその時PrestonCydayの殺意を確かに感じた・・・。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。DelbertInirmは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

この後、DelbertInirmは出入り禁止にさせてもらった。

店も賑わいを見せる頃、またDelbertInirmがやってきた。DelbertInirmはウィンクを店にいた箱入り娘に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、DelbertInirmは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

・・・目が完全にイッてしまってる。