まだ日も高いうちに、割とよく来るBernardleaDaが入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

小生は無言で酒を注いでやった。

まだ日も高いうちに、またStacyBekがやってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

まだ日も高いうちに、割とよく来るBernardleaDaが入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。BernardleaDaは女の子から聞いたという話をしだした。

隣のテーブルで１人の女の子がBernardleaDaの様子を見て笑っていた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るBernardleaDaが入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。BernardleaDaは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

周りの人間は誰もBernardleaDaの言葉を聞いていなかった。

朝方、割とよく来るBernardleaDaが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。BernardleaDaは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

BernardleaDaが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

朝方、またWilliamSwawlがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。ポン引きという職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

・・・完全に正気を失っていた。

朝方、割とよく来るStephenSicが入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような酒機嫌だ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

朝方、前に見たことがある紳士が入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

朝方、またWilliamSwawlがやってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。WilliamSwawlはいかに乙女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。