店も賑わいを見せる頃、またElliottbiocaがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。小生のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

小生ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

店も賑わいを見せる頃、またMatthewVaXがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。MatthewVaXはつっけんどんな態度でこう言った

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある未成年が入ってきた。未成年の美貌に店内中の女が息をのむ。kralizはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

kralizは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

店も賑わいを見せる頃、またClintonlewがやってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。Clintonlewはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。

店も賑わいを見せる頃、またMichaelCrokYがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある女殺しが入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。kralizはいかにお嬢さんというものが素晴らしいかを主張し始めた。

小生は無言で酒を注いでやった。

店も賑わいを見せる頃、またElliottbiocaがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Elliottbiocaは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

店も賑わいを見せる頃、またMatthewVaXがやってきた。ハーレムから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またBrucecoaftがやってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。小生しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

隣のテーブルで１人の令嬢がBrucecoaftの様子を見て笑っていた。