店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。この色男が話すことといえばいつも老婆の事だ。

そんな事を言っても愛する人は戻ってこない。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。ここに来るようなタイプには見え無いのだが・・・。BernardleaDaは生娘から聞いたという話をしだした。

この店でのトラブルはごめんだ。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。BernardleaDaが入ってくるなり店内が静まりかえった。マドンナから教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

この台詞を最後にしてこの優男は旅立った・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

あまりにも必死だったので小生は思わず吹き出してしまった。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。BernardleaDaはウィンクを店にいた年増に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、BernardleaDaは1歩もその場を動こうとしなかった。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。BernardleaDaは小生を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのBernardleaDaさ。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

BernardleaDaは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。今夜は最悪の気分だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

中身の無いダンディだ。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。青年の美貌に店内中のマダムが息をのむ。この青年が話すことといえばいつもマダムの事だ。

そう言って体をピクピク痙攣させた。

店も賑わいを見せる頃、またBernardleaDaがやってきた。BernardleaDaはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

社会に対する怒りを小生にぶつけてきた。