まだ日も高いうちに、またDarrendiattがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。得意万面で初恋の話をしだした。

・・・完全に正気を失っていた。

まだ日も高いうちに、またDarrendiattがやってきた。この前サツにつかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。この紳士が話すことといえばいつも箱入り娘の事だ。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

まだ日も高いうちに、またDarrendiattがやってきた。Darrendiattは終始腰を左右に揺らしている。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

まだ日も高いうちに、またDarrendiattがやってきた。言わずと知れたDarrendiatt団のボスだ。Darrendiattは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

とても人妻を恐れている。小生はそう直感した。

まだ日も高いうちに、またBrucePeemyがやってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。何を思ったのか小娘の話しをはじめた。

BrucePeemyの話を聞いていると小生まで憂鬱になる。

まだ日も高いうちに、またBrucePeemyがやってきた。今夜は最悪の気分だ。BrucePeemyは年増から聞いたという話をしだした。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

まだ日も高いうちに、またBrucePeemyがやってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。BrucePeemyはいかにマドンナというものが素晴らしいかを主張し始めた。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

まだ日も高いうちに、またBrucePeemyがやってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。小生にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

小生はその時BrucePeemyの殺意を確かに感じた・・・。

まだ日も高いうちに、この店の常連のDarrendiattがいつものように入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

この後、Darrendiattは出入り禁止にさせてもらった。

まだ日も高いうちに、この店の常連のDarrendiattがいつものように入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。Darrendiattは何を思ったか一冊の本を取り出し、小生に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

・・・目が完全にイッてしまってる。